レベル1 / 場面
初めて請求書を発行する
契約から請求、売掛金、入金確認、インボイス・保存までを見る。
請求書は『金額を書いて送る紙』ではありません。消費税のインボイス制度では、買手が仕入税額控除を受けるための証憑として重要な役割を持ちます。
さらに電子メールやクラウドで受け渡した場合は、保存方法まで経理フローの一部になります。
01 重要ポイント
この場面で確認する事項
インボイスの記載事項を満たす
登録番号、取引年月日、内容、税率ごとの対価・税額など、適格請求書として必要な項目を確認します。
売手と買手で義務が違う
売手には交付・写し保存、買手には帳簿・請求書等の保存という別々の役割があります。
電子取引なら保存まで設計する
PDFやメール等で授受した取引情報は、電子帳簿保存制度のルールも確認します。
02 手順
実務上の進め方
1. 請求内容を確定する
契約・検収内容と請求金額を一致させます。
2. 必要事項を記載して発行する
インボイス登録事業者なら適格請求書の要件を満たします。
3. 売掛金と証憑を管理する
入金予定日を追い、発行した請求書等を保存します。
03 資料要約
参照資料の内容
参照先の内容を要約しています。実際の手続、期限、金額、例外要件を確定する場合は原典を確認してください。
No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)
インボイス制度の登録、売手の交付義務、買手の保存要件、経過措置などをまとめた国税庁の基本資料です。
- 適格請求書は登録事業者のみ発行可能
- 売手は交付したインボイスの写しを保存
- 買手は仕入税額控除のため帳簿・請求書等を保存
No.6497 仕入税額控除のために保存する帳簿・請求書の記載事項
仕入税額控除に必要な帳簿と請求書等について、具体的な記載事項を一覧で確認できる資料です。
- 取引相手・年月日・内容・金額等を記録
- 適格請求書には登録番号など追加項目がある
- 税率ごとの区分経理が必要
追加で確認できる資料
帳簿書類や電子取引データの保存方法を、制度別のQ&A・パンフレットから確認する。
対象となる取引での受領拒否、支払遅延、減額、買いたたきなどの禁止事項を確認する。
発注・受注関係で押さえるべき取引適正化制度、価格交渉、相談窓口をまとめて確認する。
課税対象、税額控除、申告・納付など消費税制度の根拠条文を原文で確認する。
受注後に請求書をいつ作り、何を書き、どう入金確認までつなげるかを初心者向けに整理する。
請求後の売掛金登録、入金消込、回収状況の確認という債権管理の流れを具体的に理解する。